▶A君の日記「今地方都市で何が起こっているか」(2013/10/2)

 


大きな題を書いてしまったが、たわいもない戯言である。地方都市と聞いてどのような印象を受けるであろうか。田舎・変わらない風景・レトロ・昭和が残っているなど、あまり良いイメージはない。確かに東京などの大都市と比べて街の変貌は少ない。1990年代まではそうであり昔のままという物も沢山残っていた。

しかし、何か最近変なことになってきている。そう感じるようになったのは2005年頃からである。まず、個人商店がほとんど残っていないことである。経営者の高齢化と大規模店舗が数多くできて顧客を奪われてしまったり、コンビに顧客が流れたためか理由はわからない。

合併ブームで大きな市が沢山できてなんだかよくわからなくなってきている。個人商店は街の便利屋さんも兼ねていた。電気屋もそうである、町の電気屋は日常品しか置いていないがそれなりに便利であった。最近はコンビニやスーパーマーケットでも事足りるので存続できなくなってきているのであろう。

大規模店舗を構える店も様変わりしている。展示する製品が少ないのである。かつては各メーカ全品揃えて展示していたが、高級な製品は注文するようになってきている。なので、趣味性の高い製品はおろかカタログすら置いていない。どの店も在庫を持たなくなってきているため実物を見て選んで買うという行為は、もはやできなくなっている、これではカタログ販売や、通信販売と大差ない。
 
通信販売なら配送込みであるが、店舗での注文は取りに行かなければならない。店舗に足を運んで注文してまた取りに行くという手間がある。納期は最短1週間最長1ヶ月程度で特に安価というわけでもない。店員の商品知識もあまり無く、展示していない製品に関して問い合わせても期待した答は帰ってこない。後継機種が出ているのに知らないことがあり、「今メーカーも在庫はありません」「新製品がもうすぐ出ます」とiPhoneの画面を見せてくれました。その製品は後継機種ではありませんでした。ちなみにメーカー直販サイトでは「在庫あり」になっていました。

これではメーカー直販や某あまXXX販売サイトに人が流れるのも無理はないと思う。一方で郊外の大型店は増えすぎというほど乱立している。法律が変わったのか、直径2Km 以内に K'S、YAMADA、EDIONが存在している。が内容は大して変わらない。売れないから在庫を持たない、在庫が無いのでその場で変えない、魅力がなくなりお客が離れる。なんか逆のスパイラルのようになってきている。

一見、物があふれているようであるが実はそうではない状態になってきている。「見つけたら買う」という生鮮食料品を買うような感覚である。じっくり考えて物を買うという行為ができなくなりつつある。これは電気屋に限ったことかもしれないが、カメラ、CD、書籍も似たようなものである。本当に買いたいものが無いのである。ただ、食料品や日用品に関してはそうではないようである。

長々と書いてきたが 読み返すと愚痴ばかりである。A君の戯言でした。(つづく)

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この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ありません。
「A君の日記」の原型は、昔、UNIXのNetNewsでJIP社内に流れていました。
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【出典】
http://wwwd.pikara.ne.jp/c-momo/nikki.html
http://wwwd.pikara.ne.jp/c-momo/nikki3.html

コメント

  1. 何年か前、お盆の迎え火の飾り付けに使う鼻の長い茄子を手に入れるために八百屋さんを探しましたが、そういうものを売っている店が全くなくなっていることに驚きました。ほとんどがコンビニになっていて、運搬しやすいように鼻を切断した茄子しかありませんでした。効率を追求するとこうなるのでしょうね。無人店舗でロボットから商品を買うことになるんでしょうね。まあ、ボタンひとつで配達してくれるアマゾンはそうなっていますが。私は、「今日は、10円、おまけしておくよ!」と言ってくれるような八百屋のおばちゃんから茄子を買いたいですね。

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